【AI音声対象記事】
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Q. 20年来の友人がいるのですが、最近、私や周りの人に対して、とげとげしい態度が増え、一緒にいるのがつらいです。話を聞こうとしても、話したくないとのこと。なんとか彼をたすける方法はないでしょうか。(50代男性)
A. 友人とは20年来のお付き合いと伺い、これまで築いてきた信頼関係の深さに思いを致しました。ところが今、そんなあなたが聞いても突っぱねられるほど、重い悩みを抱えておられるようです。あなたは放っておけない気持ちはありながら、人格さえ否定される言葉を受けて、悲しい思いをなさっていますね。
あなたが会うのがつらいと思われるのなら、少し距離を置いて見守られればいいと思います。無理をして会ったとしても、友人の心をますます苛立たせてしまうのは本意でありませんから。
信仰する私たちは、たとえ直接会えなくても、相手の身上や事情のたすかりを願う手だてを教えていただいていますね。おつとめ、ひのきしん、にをいがけなど、あなたができることを精いっぱいにつとめ、相手を変えようとするのではなく、どこまでも教祖にお働きいただくことを願い、天に届く心を尽くしていきたいものです。
そして、また一つ「皆これ世界は鏡」(おさしづ明治21年2月15日)とお聞かせいただきます。友人の姿を通じて、教祖はあなたにもメッセージを下さっていると思います。自分に矢印を向けて考え、胸の掃除に励み、どんなことも明るく受けとめられる陽気な心を培っていきましょう。「やっぱり信仰はありがたい」。そう思えます。
回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人)