【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
“夫婦参加型”の交流イベント
京都市の甲京分教会は5月20、21の両日、「天理キャンプ」と銘打ち、重度の障害のある子供とその家族、計28人と共におぢば帰りをした。
この団参は、肢体不自由児と当事者家族の“夫婦参加型”の交流イベントとして、辻真一会長(56歳)と治美夫人(53歳)が企画したもの。
辻会長は10年前、三男・道都君(12歳)が肢体不自由児の保育施設へ通っていたころ、障害のある子供を抱える家族との出会いから、自宅で介護に徹して外出することもままならない当事者家族の現状を知った。
その後、8年前に同施設へ通う子供たちの父親から成る「おやじの会」を設立。教会での会食などで交流を深めるうちに、保護者から「天理へ行ってみたい」という声が上がり、6年前に団参を実施。コロナ下では中止を余儀なくされたものの、2022年、団参を再開し、今回で6回目となった。
おさづけの取り次ぎも
当日、本部神殿に到着した一行はスロープ昇降口から西礼拝場へ移動。辻会長がおぢばとかんろだいの理について説明した後、参拝した。その後、教祖殿へ移動して、辻会長夫妻と教友が子供たちにおさづけを取り次いだ。
参拝後、一行は甲賀詰所へ移動し、お楽しみ行事として缶バッジ作りを体験し、楽しいひと時を過ごした。
辻会長は「団参の回数を重ねるにつれ、参加してくださる方々が、だんだんおぢばに親しみを覚えてくれているのがうれしい。これからも少しでも多くの人を、おぢばにお連れできるよう頑張っていきたい」と語った。
重い障害のある子供とその家族がおぢばに帰った(5月20日)