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天理大学野球部は6月5日から明治神宮野球場などで開催された「全日本大学野球選手権大会」に出場。1回戦に先発した真城翔大投手(4年)が、大会史上8人目となるノーヒットノーランを達成した。
真城投手は、制球力のある右の技巧派。昨年春のリーグ戦では最優秀投手賞とベストナインを受賞した。
2022年の大学選手権では、初戦で先発を任されたものの、スタミナ切れから八回で降板。その後、後続が打たれ、チームは敗退した。
これ以後、「『借り』を返そうと思って、走り込みや投げ込みを続けてきた」と真城投手。
今大会の初戦は、九州六大学野球連盟覇者の西南学院大学。先発した真城投手は初回を三者凡退に抑えると、テンポの良いピッチングとスプリットボールをはじめとする6種類の変化球を低めに集め、相手打線を翻弄した。
真城投手の好投に打線も奮起。四回裏に3点を挙げてリードすると、真城投手は九回を119球8奪三振4四球で投げきり、大会史上8人目となるノーヒットノーランを達成した。
真城投手は「チームを勝利へ導くピッチングができたと思う。ノーヒットノーランを達成できてうれしい」と感激の面持ちで試合を振り返った。
チームはその後、2回戦で中部学院大学と対戦し、延長十一回タイブレークの末、0-1で敗れた。