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東京国立近代美術館で開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」で、外尾悦郎著『時の中の自分』(道友社刊)が関連書籍として一般販売されている。
開幕初日の6月13日には、記念の公開座談会が行われ、サグラダ・ファミリア聖堂の彫刻家として外尾氏が登壇。アントニ・ガウディの遺志を受け継ぎ、同聖堂を飾る数々の彫刻に打ち込んだ半世紀を振り返る中で、世界遺産「生誕の門」の彫刻に込めた思いなどを語り、ガウディの思想について持論を述べた。そのうえで、発言の最後に自著を掲げて、「ここで話したことは、すべて本に書いてある」と結んだ。
外尾氏は今展について「サグラダ・ファミリアに込められたガウディの世界観は、科学と自然の調和を尊ぶ日本人の思想に相通じる。この展覧会を通して、多くの日本人に、そして天理の方々に、ガウディが示す”未来への窓”をのぞいてもらえれば」と語った。
会場の入り口に立つ外尾氏
『時の中の自分』は場内で販売されている