【AI音声対象記事】
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にち/\に神のはなしをたん/\と
きいてたのしめこふきなるぞや
「おふでさき」三号149
最近、妻が絵本の読み聞かせのボランティアに登録しました。決められた日に小学校へ出向き、リストから選んだ絵本を、子供たちの前で読んで聞かせるというものです。
最初の出向日が近づくと、妻は図書館で借りてきた10冊ほどの絵本を読み比べては、読み終わるのにかかる時間を順に計っていました。話の長さやストーリーはもちろん、絵と文字のバランスなども加味しながら1冊に絞り込むと、今度は読む練習を繰り返します。部屋の広さ、児童の年齢や人数に合わせて、声のトーンやペース配分への工夫も欠かせないようです。
リハーサルに励む妻の様子を見ているうちに「こどもおぢばがえり」の「おやさとやかた講話」の光景が思い浮かびました。静謐な中で語られる親神様のご守護や教祖にまつわる絵ばなしは、屋外行事で目いっぱい遊んだ体をクールダウンさせるかのように、すっと心に染み込んできた記憶があります。きっと、講話を担当された先生方も、子供たちに少しでも分かりやすく、心に残るようにと、さまざまな工夫を凝らしてくださったに違いありません。
帰ってきた子供たちに、楽しみながら教えに親しんでもらいたいとの熱い思いがこもった夏の一大イベント。4年ぶりとなる「こどもおぢばがえり」の季節が、間もなくやって来ます。
(榊)