地域に根ざした活動続け – 米子市環境美化奨励表彰 災救隊鳥取教区隊
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災害救援ひのきしん隊(=災救隊)鳥取教区隊(林原康男隊長)は17日、米子市の環境美化に取り組んできた功労により、「米子市環境美化活動奨励表彰」を受けた。
これは、日ごろ同市の環境美化に高い意識を持ち、地域の中心となって美化活動を実践している団体・個人に贈られるもの。
7年前、林原隊長(57歳・伯耆分教会長後継者)が同教区西部支部隊の隊長に就任。支部隊として地域に根ざしたひのきしん活動に一層注力すべく、米子市が募集するボランティア活動への参加を申請した。当初は受け入れてもらえなかったものの、その後、隊長個人が米子城跡や加茂川の清掃など市の美化活動に参加しながら、行政側とのコミュニケーションを重ねてきた。
こうした地道な活動が認められ、4年前に「天理教鳥取教区災害救援ひのきしん隊西部支部隊」として市のボランティア活動に参加することが可能に。以後、支部隊の大勢の隊員の協力のもと、市民ボランティアと共に加茂川の清掃に取り組んできた。
3年前からは、市の要請を受け、鳥取教区隊として、中国地方の最高峰・大山の山頂部に朝日が昇る「ダイヤモンド大山」が見ごろを迎える時期に、“絶景スポット”として知られる米子城天守台での美化活動を単独で実施。今年は10月11、12の両日に行われ、延べ56人が除草作業などに汗を流した。

林原隊長は「日ごろ多くの隊員たちと共に、お道の教えに基づいて『どうすれば喜んでもらえるか』を考えながら取り組んできた。地道な活動が、住民や行政からの信頼につながることを大変うれしく思う。“有事”の際に災救隊が迅速に出動するためには、普段から行政とのつながりを強めておくことが欠かせない。今回の表彰を励みとして、これからも地域に根ざした活動をさらに展開していきたい」と話した。
(鳥取・市川代表社友情報提供)