戸別訪問への苦手意識がある – 人生相談
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Q. 数年前から教会の女子青年としてつとめていますが、戸別訪問によるにをいがけが苦手です。先日は、毎月の教会のにをいがけを、体調不良と偽って休んでしまいました。このままではいけないと思ってはいるのですが……。(20代女性)
A. 戸別訪問によるにをいがけは、初対面の相手と直接やりとりする難しさがありますね。何軒も続けて断られると、「迷惑がられているのでは」と気が重くなったり、いざ話を聞いてくれてもうまく話せなかったり、それを思って実動を躊躇したりと、苦手な人は少なくないと思います。
「にをいがけ」は、教えの匂い、信仰の喜びの匂いを掛けていくものですから、上手に伝えられなくても、おのずと伝わるものがあるはずです。教会の女子青年として勇んでつとめているあなたの信仰者としての心の「にをい」は、きっと相手に伝わると思います。
私たちが動くことで、この教えを知ってもらうことになり、いつか、たすけを求める人に出会うことにもなるでしょう。すぐに結果が出なくても無駄ではありません。「をやの代理」として親神様の世界たすけのお手伝いをさせていただくこと自体が尊く、何よりのご恩報じにもなります。
また、苦手意識にも意味があると思います。それに向き合い解消するために、布教部が推進している「にをいがけドリル」に取り組んでみてください。戸別訪問のここが苦手だと、仲間同士で気軽に話し合って解決の方法を考える、工夫するということが勉強になり、自身の信仰を見つめ直すことにもつながると思います。
回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師)