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しかときけよろつの事をみなをしへ
どこにへだてわさらにないぞや
「おふでさき」四号53
深まる秋とともに、一段と肌寒い日が増えています。例年よりひと月遅い青年会総会に参加し、後夜祭では汁物で暖を取りながら会場を回りました。
ちょうどこの日、天理高校北寮時代の旧友が久しぶりに帰参するというので、都合のつくメンバーで集まりました。それぞれの立場で教えを求めながら歩もうとする姿に励まされるとともに、親里で共に過ごした10代の日々を思い出しました。
「同じ釜の飯を食う」とよく言いますが、寮生活の中で、食堂に加えて印象に残っているのが大浴場です。隔てなく同じ湯船に浸かり、リラックスして交わす会話が時に大きな刺激になり、自分の目標を再確認する時間にもなっていました。もしかすると、親神様のお働きである火水風の絶妙なバランスで成り立つお風呂には、何かしら特別な効能があるのでしょうか。
ところで、この季節は、気温や日照時間の変化とともに気分が落ち込む、いわゆる「冬季うつ」が生じることが知られています。春になれば自然と回復していくケースが多いことから、まずは意識的に日光を浴びるのが良いとされています。
どことなく調子が出ないときは、年末年始にかこつけて昼間から露天風呂へ赴き、十全のご守護の有り難さをじっくりと味わうのはいかがでしょう。もちろん、たすかりの源泉であるおぢばにつながることが大切なのは、言うまでもありません。
(大塚)