ひながたを素直にたどり 自ら育ち、人を育てて – 中山はるえ婦人会長あいさつ
2024・5/1号を見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
婦人会第106回総会は、本部中庭、南・東礼拝場前、西境内地を会場に開催された。式典の席上、あいさつに立った中山はるえ婦人会長は、陽気づくめの心で教祖のひながたを素直にたどり、自らが積極的に動くようぼくに育ち、人を育てようと呼びかけられた。
中山婦人会長は冒頭、元日に発生した能登半島地震に言及。被災された方々にお見舞いの言葉を述べられた。そして「天災は親神様の残念、立腹の現れであると聞かせていただく。残念な思いをおかけしているところを思案し、しっかりと肝に銘じて、年祭活動2年目を歩ませていただきたい」と思案と実動を促された。
そのうえで、教祖の年祭を勤める意義を踏まえ、「教祖の親心にお応えさせていただけるように、望まれる成人の姿とは何であるのかをよく考えて、少しでもその姿に近づく努力をすることが道の子のあるべき姿である」と指摘。三年千日と仕切って勤める年祭活動は、そのことを強く意識し、ひながたを目標に教えを実践して成人の歩みを進めるときであると話された。
「互いに立て合う」 心づかいを
この後、今年の婦人会の成人目標と活動方針にふれたうえで、「ひながたをたどるとは、教祖が教えてくださったことを素直に実行すること」と明示。教祖がひながたを通して教えてくださった肝心要の一点は、元の神・実の神である親神様を一筋心で信じ、人間思案を捨て去って、思召に沿う心を定めて素直に実行すれば、不思議なご守護を下さるという真実であるとして、「教えを信じきって、陽気ぐらし実現のために努力させていただく決心をし、おつとめを真剣に勤め、おさづけを取り次いで、親神様の思召を一人でも多くの人に伝えなければならないと、いまの世の中の現状だからこそ強く感じる」と述べられた。
続いて「互いに立て合い、たすけ合う」という言葉を取り上げ、「たすけ合いは言うまでもなく、立て合うということも大変重要だと思う。立てるというのは、相手を尊重すること。相手の立場になって考え、思いやる心、さらには人のために尽くすこと。これは、自己中心的な考えとは反対の心づかいであるから、陽気ぐらし世界には欠かせないことだと思う」と話された。
また、陽気ぐらし世界の実現に向け、親神様のご守護を頂くためには相当な努力が必要だとして、「いまを生きる私たちが精いっぱいの努力をして、次へつないでいく使命がある」と強調したうえで、「陽気づくめの心で教祖のひながたを素直にたどり、自分自身の心の成人を目指して進んで教えを学び、実行して信仰信念を培い、徳を積ませていただこう。そして、わが子や身近な人に教えを伝え、元なる親の思召を知らずに心が沈み、勇めずにいる世界中の人々に早く教えが行き渡るよう、自らが積極的に動くようぼくに育ち、人を育てよう」と求められた。
最後に、中山婦人会長は「産み育ての徳分を頂く女性が、温かい心でつなぎの徳性を発揮して、にをいがけ・おたすけに励み、共に年祭活動に動いてくださる人を増やしていこう」と呼びかけ、あいさつを締めくくられた。