【AI音声対象記事】
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一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいのこゝろもいさめかけ
「みかぐらうた」よろづよ八首
「お勇めに行かせていただく」。私どもの教会で、筆者が小さいころからよく聞いた言葉です。それが月々の講社祭を指すと知ったのは、いつだったでしょうか。
関西のサクラの見ごろがピークを過ぎたころ、車で2時間ほどかかるお宅の講社祭へ、初めて一人で向かうことになりました。念入りに道順を調べ、当日は余裕を持って出発。順調な滑り出しでしたが、ラジオから事故渋滞10キロの情報が。慌ててカーナビで再検索すると、一度も通ったことのないルートが出てきました。
このまま渋滞に巻き込まれつつも、よく知っているルートを行くか、スムーズだけれども全く知らないルートを行くか。結局、ちょうど分岐の手前で渋滞に気づいたことに親神様のお導きを感じ、見知らぬ道へとハンドルを切ったのです。おかげで、予定通りの時刻に到着することができました。
講社祭を勤めて、あらためて感じたのは、家族で信仰することの有り難さです。皆さんの近況を聞かせていただいたうえで、特に関わりが深いと思われるお道の話を少しさせてもらう。その中で“生きた信仰”のエネルギーとでもいうべきものを、お互いに交換できるような気がしました。
間違っても「お諌め」にならないようにと肝に銘じつつ、これからも道の先輩方から、元気をもらって回りたいと思います。
(大塚)