教祖140年祭に向け目標の完遂めざして 第13回 年祭活動3年目の取り組み – リポート三年千日 一手一つに成人の歩みを
2025・1/29号を見る
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教祖140年祭へ向かう三年千日の3年目を迎えた。直属教会では、それぞれが定めた目標の完遂に向け、実動の機会を増やしている。ここでは、「一日一実動 さあ! 実1000」と銘打ち、日々の実動を後押しする島ヶ原大教会の取り組みを紹介する。
「一日一実動」を後押し
島ヶ原大教会
島ヶ原大教会(川庄一郎会長・三重県伊賀市)は、教祖140年祭へ向かう年祭活動として、「一日一実動 さあ! 実1000」と銘打った取り組みを進めている。
これは、年祭活動の期間中、同大教会につながるようぼく・信者が、“自分にできる信仰実践”に取り組むことを後押しするもの。「教会参拝」「ひのきしん」「戸別訪問」「神名流し」など九つの具体的な信仰実践を設定したうえで、ようぼく・信者が実動した際に、それぞれが専用の用紙で申告し、同大教会布教部(中森芳郎部長)が実動数を集計する。
同布教部では、3年前の「諭達第四号」発布後、年祭活動の方針を検討する中で、「ようぼく・信者が実動の一歩を踏み出しやすい取り組みを」との意見をもとに、「一日一実動 さあ!実1000」を計画。実動内容を共有することができる「一日一実動公式LINE」を開設し、部内教会と連携して準備を進めてきた。年祭活動2年目の2024年12月時点で、同大教会全体の実動数は16万2千481回を数える。
自分にできる実践を続け
伊賀市の住宅街で、ごみ拾いと戸別訪問に勤しむのは、池本吉彦さん(49歳・島ヶ原大教会教人・同市)。
26年前、「布教の家」新潟寮に入寮し、1年間にをいがけに歩いた。卒寮後も「毎日のごみ拾い」と「1日1軒以上の戸別訪問」を心に定め、長年続けている。
最近では御用の合間に大教会周辺のごみ拾いを続けるなか、近隣住民から声をかけられることも少なくない。その際は、ひのきしんの教理や徳積みの大切さなどを伝えているという。
池本さんは「ごみ拾いは、いつでも誰にでもできる。小さなことかもしれないが、日々積み重ねることで、にをいがけにもつながるのだと、この旬に実感している」と話す。
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佃長子さん(60歳・同大教会教人・同市)は、自身の身上をきっかけに教会日参を始めた。
一昨年10月、「腹膜播種」と診断され、抗がん剤治療を受けることになった。心を倒しそうになるなか、大教会の秋季大祭に参拝。この日参拝に来ていた友人に、自身の身上について打ち明けたところ、教会日参を勧められた。「この旬に、親神様・教祖にしっかりとつながらせてもらおう」と決心した佃さんは以後、大教会への日参を続けている。
また、身上に悩む友人へのおさづけの取り次ぎも進んで申し出るようにしているという。
佃さんは「三年千日の旬に身上を頂いたことによって、年祭活動への一歩を踏み出すことができた。ようぼくとして、親神様・教祖にお喜びいただけるよう、これからも教会に心をつなぎ、感謝の心を忘れずに通っていきたい」と語る。
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中森布教部長(62歳・山形分教会長)は「『一日一実動 さあ! 実1000』を進める中で、ようぼく・信者の皆さんが勇んで信仰実践に取り組む姿をよく見かけるようになった。それぞれが年祭活動を進めるうえで大きな後押しになっていると感じる。残り1年の年祭活動の期間に、さらに活動を盛り上げていけるよう力を尽くしたい」と話した。