初の高校日本一獲得 – 天理高校柔道部男子 髙橋大輔選手
2026・4/29号を見る
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天理高校柔道部男子の髙橋大輔選手(3年)は、3月29日に東京都の講道館大道場で行われた「全日本強化選手選考会」に出場し、男子90キロ級で優勝を果たした。
同大会は、例年3月末に行われる「全国高校柔道選手権大会」で個人戦が設けられない男女4階級の高校日本一を決める大会。全国大会と同様、全日本柔道連盟の強化選手の選考会を兼ねている。
粘り強く戦い抜いて
兵庫県出身。両親が柔道経験者だったことから、小学1年生のころ、地元の道場で柔道を始めた。「試合に勝つことの喜びを知り、負けたくないという強い思いで練習に励んでいた」と当時を振り返る。小学5年時には、県選抜チームの一員に選ばれた。
その後、県下の強豪・市立小野中学校へ進学。厳しい稽古を続け、3年時の夏の「全国中学校柔道大会」では男子81キロ級でベスト8入りした。
そして、齋藤涼・天理高柔道部監督(38歳)から誘いを受け、自身も天理柔道に憧れていたこともあって同部の門を叩いた。「柔道に打ち込める素晴らしい環境だった」と話す。
派手さはないものの、粘り強く戦い、勝ち星をつかんでいく髙橋選手。「内股」を得意としている。
これまでの全国大会での最高成績はベスト8。「いまの自分の実力を測るべく、天理での稽古の成果を出しきろう」と畳へ上がった。
「大内刈」「送足払」などを駆使し、順調に勝ち上がっていく髙橋選手。準々決勝では「ベスト8の壁を乗り越えよう」と気合を入れて攻め込むと、ひるんだ相手選手に二つの「指導」が与えられ、反則勝ちを収めた。
続く準決勝は延長戦に突入しながらも、「送足払」で「技あり」を奪い勝利。決勝戦も再び延長にもつれ込んだが、「天理は、どこよりも練習している。負けてたまるか」と力強く組み合い、延長3分4秒に得意の「内股」で「技あり」。全国大会初優勝を果たした。
髙橋選手は「結果が出ずに苦しんだが、この優勝で報われたように思う。諦めずに柔道を続けてきて良かった。高校最後の一年、団体戦日本一はもちろんだが、個人戦でも優勝を目指し、天理の人や関係者に喜んでもらいたい」と話している。









