天理大学合気道部は10月30、31の両日、天理大学体育学部武道館で行われた第52回「全日本学生合気道競技大会」に出場。乱取競技女子団体戦をはじめ3種目で優勝した。
昨年の地方および全国大会に加えて、今年6月の「関西学生合気道競技大会」も中止となった同競技。コロナ禍で練習に参加できない選手が出るなか、東原壮佑・男子主将(4年)を中心に「不言実行」を合言葉に掲げ、常に前向きな姿勢で練習に取り組んできた。
本大会に向けては、例年に比べて練習時間が十分に取れないことから、基本となる「受け身」を重点的に繰り返した。さらに、コロナ下で選手同士の接触が禁止されていた間は、走り込みなどの基礎練習に重きを置いてきた。
また、大会当日の1週間前からは連日「チームがそろって大会に出場できるように」と、本部神殿でお願いづとめを勤めた。
乱取競技女子団体戦では、初戦を2‐1で勝利。続く決勝戦でも2‐1で勝ちを収めて優勝した。
一方、演武競技男子対武器では、東原主将・是常優心選手(2年)ペアが優勝。東原主将は乱取競技男子個人戦でも頂点に立った。
東原主将は「コロナ下でいつものように練習できない日が続いたものの、後輩たちが、しっかりついてきてくれたおかげでチームがまとまった。男子は団体3位に終わったが、全体として満足のいく結果になったと思う」と話した。