天理高校野球部は、先日行われた「高校野球秋季近畿地区大会」に出場。準決勝で大阪桐蔭高校に敗れたものの、ベスト4入りを果たした。
今夏、県大会準決勝で敗れた同部。その後、1年秋からレギュラーとして活躍してきた戸井零士・キャプテン(2年)のもと再出発。3年連続の「選抜高校野球大会」出場を目指すなか、県予選を3位で終え、近畿大会への出場権を得た。
滋賀学園高校との初戦。天理の先発は身長188センチの技巧派右腕・南澤佑音投手(同)。八回まで無失点の好投を見せたが、九回に2点を返され、同点に。延長十回表、戸井主将がタイムリーヒットを放ち、3‐2で勝利した。
続く市立和歌山高校戦では相手のエースを打ち崩し、5‐1で勝利。近畿大会4強入りを決めた。
準決勝は、強豪・大阪桐蔭高校と対戦。天理高は三回まで1‐0とリードしていたものの、相手打線の2巡目以降を抑えることができず、1‐9で七回コールド負けを喫した。
中村良二監督(53歳)は「大阪桐蔭は、すべてにおいてワンランク上だった。さらなる高みを目指せるよう、きょうの敗戦を来年につなげたい」と話している。