時報俳壇(2026年6月3日号)-ふじもと よしこ選
2026・6/3号を見る
【AI音声対象記事】
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東風吹かばおぢばのにをい初席へ
北九州市 石井喜代美
春風に日めくりそよぎ明日の見え
広島市 大村佳光
神苑を巡るさきざき囀れり
浜松市 鈴木和加恵
帰参者の杖にやさしく花吹雪
観音寺市 川上隆子
楽しみや月の裏にも花吹雪
堺市 加藤恵秋
拭き込みし廻廊蹠あたたかし
札幌市 田森つとむ
天高二部はえでのつとめ春灯下
二戸市 高屋敷節子
山の気を吸いて神木百千鳥
豊川市 菊地美智代
学舎を巣立つ笑顔に山笑う
松阪市 赤畠誠一
紅梅や教祖の移り香やどしけり
東京都 坂田鏡介
新しき靴音混じる四月かな
愛媛県 中山富貴
朝霞山にこだます呼び太鼓
東京都 長嶋眞一
歳時記を開きしままの春炬燵
横浜市 番屋達也
屋形船灯影落として花見かな
市川市 小松富子
儚きや水面に浮かぶ花筏
和歌山市 西澤喜久治
のどけしや朝夕に言うありがとう
飯田市 水野千佐子
ベランダに椅子出し作句春の風
江別市 杉山忠和
新緑を行く真っ直ぐな道選び
滝川市 家納千世子
夜明け前真座を越えて桜かな
天理市 北をさむ
目頭が熱い泪の春の地場
飯田市 本島美樹
春風や決意新たに婦人会
北九州市 岩谷典子
生きてまだ喜寿であるなり花の山
東京都 吉田柳哲
奈良朝の碑ありて春の山
高崎市 正田久美代
定年に修養科への春来る
東京都 菊地孝雄
孫達の朗報聞くや桜さく
埼玉県 大西俊雄
道の子の増便電車ぢばの春
宇治市 原清彦
好物の玉子食む朝春闌ける
名古屋市 伊園三郎
選者詠
小流れの跳ぶをためらふ孕鹿
【評】
石井さん
古歌の上五につづけて……おぢばへ初席を。神苑の紅梅の華やぎも浮かびます。
大村さん
めくられた日めくりに明日が。きっと、暖かく穏やかな日でしょう。幸せを感じます。
鈴木さん
花の咲き誇る神苑には、多くの鳥のしきりに鳴く声も……。春の喜びですね。
次回は、7月末までの到着分から選句。投稿は春の季語(5、6、7月)を用いた俳句3句まで。お名前(ふりがな)、電話番号、住所を付記のうえ、下記までお送りください。
〒632‐8686 天理郵便局私書箱30号「時報俳壇」係
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