立教186年6月月次祭 – 梅雨曇りのもと
2023・7/5号を見る
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教会本部の6月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
大亮様は祭文の中で、親神様の十全のご守護とご存命の教祖のお導きのまにまに、日々結構にお連れ通りくださるご慈愛に御礼申し上げられたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、仕切って歩む今の時旬に、陽気ぐらしへと進むただ一条の道である教祖のひながたを目標に、世の中にお見せいただく数々の出来事の中に、をやの思召を深く思案し、にをいがけ、おたすけに励み、教祖の道具衆として精いっぱい努めさせていただく決心でございます。また、今月より本部神殿で、日曜、祝日と25日にお願いづとめをさせていただいております。年祭へ向けてのようぼく一人ひとりの心定めの完遂と、おたすけのご守護を祈念し、さらなる成人への実動をお誓いさせていただきます」と奏上された。
この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
朝から厚い雲に覆われ、梅雨曇りとなったこの日の親里。時折、雨がそぼ降るなか、参拝者たちは一心に「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、永尾比奈夫本部員が神殿講話に立った。
永尾本部員は、「をやを慕う」という信仰姿勢について、『天理教教典』第三章「元の理」をもとに話を進めた。
その中で、宿し込まれた子供が四寸まで成人したとき、身を隠されたいざなみのみことを慕って皆出直すことに言及。これは、信仰的に思案すれば、母親の魂のいんねんある教祖と、その尊いご足跡である「ひながた」を慕い、たどるという行動にほかならないと述べた。
そのうえで、教祖のひながたを、日常生活における具体的な判断や言動となるような確固たる道しるべにしなければならないとして、「それが、ご存命の教祖を親と慕う私たちの信仰の真髄である」と話した。
最後に永尾本部員は、「私たち自身から、をやを思い、をやを慕う信仰姿勢を、家族をはじめとする周囲の人々に映していこう」と呼びかけ、講話を締めくくった。