すべてはご守護によって – 読者のひろば
2023・8/2号を見る
【AI音声対象記事】
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大嶋千代里(27歳・北海道枝幸町)
2022年7月初旬、第一子を授かったことが分かり、家族で大いに喜びました。
しかし、ひどいつわりに悩まされ、一時は水しか飲めない状態に。体重はどんどん減っていきました。
また、月末の定期検診の際に、卵子から染色体がなくなり、精子だけが入った受精卵となる「全胞状奇胎」という異常妊娠であることが発覚。すぐに摘出手術を受けることになりました。
流産となってしまった精神的苦痛と、術後に服用していた薬の副作用による体調不良で、しばらくは大変つらい日々を送りました。
そんななか、10月の秋季大祭に帰参し、真柱様が読み上げられる「諭達第四号」を拝聴しました。その中でお示しくだされた、「水を飲めば水の味がする」「ふしから芽が出る」「人救けたら我が身救かる」のお言葉が心に響きました。
「諭達」をもとに夫婦で話し合い、つらい状況だからこそ、親神様・教祖に心をつなぎ、人のたすかりを願って実動させていただこうと心を定め、夕づとめ後に毎日、夫婦で神名流しを行いました。
ところが、妊娠中に産生されるホルモンの数値が一向に下がらず、今年1月に医師から「このままでは発がんのリスクがあるので、抗がん剤治療を」と告げられました。
たび重なる節に心を倒しそうになりましたが、夫婦で話し合いを重ね、「教祖140年祭のこの旬、きっと何らかの親神様のメッセージが込められている」と思い、一層心を込めて毎日の神名流しを続けました。
こうして迎えた入院の日。血液検査の結果、なんとホルモンの数値が基準値まで下がっており、抗がん剤治療の必要がなくなったのです。不思議なご守護を目の当たりにし、親神様・教祖への感謝の心で胸がいっぱいになりました。
思えば、これまで病状や薬の副作用でつらかったとき、なんとかたすけていただきたいと神様にすがることしかできませんでした。この節を通じて、親神様のご守護なくして子供を授かることも、健康でいることもできない、すべてはご守護によって生かされているのだと実感しました。
その後の容体は安定しており、つい先日、経過観察期間を終えました。教祖140年祭に向け、今後も夫婦で心を揃えて人だすけに努め、親神様・教祖にお喜びいただけるよう通りたいと思います。