友人も趣味もなく孤独で… – 人生相談
AI音声で聞く
紙面レイアウトで見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
Q. 実家を離れて働き始めて20年。社交的ではないので休日に遊ぶ友人もおらず、熱中できる趣味もなく、孤独に過ごしています。同年代が家族と幸せそうにしている姿を見ると、つい寂しくなります。これから先の楽しみを何か見つけたいのですが……。(40代男性)
A. 異郷の地で孤独を感じているのですね。何か諦めのような気分も伝わってきますが、20年過ごしたことをプラスに考え、これから新たな人間関係を築いていってほしいと思います。
せっかくこの道を信仰しているのですから、遠慮なく近くの教会を訪ねてみるのもいいと思います。また「教区・支部情報ねっと」を活用し、仕事が休みの日などに、在住地域の支部活動に参加することもできるでしょう。いずれも温かく迎えてくれることと思います。これまでと違う関わりの中に、友人も趣味も見つかるのではないでしょうか。
いまは教祖140年祭へ向かう年祭活動のさなかですから、支部でもいろいろな活動があると思います。ひのきしんや研修会などに参加することで、寄り合う信者さんたちと顔見知りになり、次第にあなたの居場所もできると思います。そこで気の合う人との出会いや、ひょっとしたら思わぬご縁さえあるかもしれません。
「諭達第四号」に「人救けたら我が身救かる」とあります。受け身でいるのではなく、何か自分にできることはないかと、たすけ心をもって何ごとにも前向きに取り組むことで、それが楽しみともなり、「いつしか心は澄み、明るく陽気に救われていく」ことになるのではないでしょうか。
回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師)