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災救隊延べ2117人が出動
既報の通り、1月1日に能登地方で発生した地震により甚大な被害に見舞われた石川県珠洲、輪島の両市と志賀町では、現在も災害救援ひのきしん隊(=災救隊、橋本武長本部長)本部隊による懸命の救援活動が続けられている。
珠洲市では、第1次隊(1月16~18日)から避難所での食事調理を継続。第7次隊(2月6~8日)からは食事調理に加え、市ボランティアセンターの要請を受けて被災民家へ。使えなくなった家財道具や崩れた土壁などの“災害ごみ”の搬出と撤去作業に当たっている。
その後、第11次隊(18~20日)では神奈川教区隊(佐々木宏久隊長)、第12次隊(21~23日)では富山教区隊(中島正治隊長)も出動。市内の小学校や避難所への食事提供のほか、被災民家からの“災害ごみ”の搬出や撤去などに力を尽くした。
また輪島市では、第1次隊以降、避難所の運営サポートに従事。第6次隊(2月3~5日)からは、市内数カ所の避難所への炊き出しを続けている。
第11次隊では島根教区隊(石橋健一隊長)、第12次隊では奈良教区隊(植田一平隊長)も現地入りし、それぞれ避難所への炊き出しを行った。
一方、志賀町では第8次隊(9~11日)から活動開始。同町ボランティアセンターの要請を受け、被災民家の倒壊したブロック塀の解体作業に従事している。
第11次隊では、福井教区隊(吉長忠司隊長)が7軒の被災民家へ。倒壊したブロック塀の解体や土砂の搬出を行った。
第12次隊は第11次隊の活動を引き継ぎ、長野教区隊(大北元慶隊長)が5軒の被災民家へ赴いて、ブロック塀の解体作業に当たった。
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なお、第1次隊から第12次隊までの期間中、29教区隊、延べ2千117人が出動した。