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災救隊第20次隊~
復旧支援を中心に
元日に発生した「令和6年能登半島地震」から3カ月余りが経過した。
最大震度7を観測したこの地震は能登半島に未曽有の被害をもたらし、現在も6千人以上が避難生活を余儀なくされている。
また、石川県内の輪島、珠洲、内灘、能登の4市町、約6,200戸で断水が続いており、今も多くの被災民家は手つかずの状態で、地震の“爪痕”が色濃く残っている。
既報の通り、能登地方で救援活動を続けている災害救援ひのきしん隊(=災救隊、橋本武長本部長)本部隊は、第19次隊をもって2カ月にわたる避難所への食事提供に区切りをつけた。4月2日からの第20次隊以降は、輪島市の日本航空高校石川の校舎内に新たな宿営地を設け、被害甚大な珠洲、輪島の両市で復旧支援を中心とする活動に着手している。
5日からの第21次隊では、本部隊をはじめ埼玉、長野の両教区隊が出動。隊員たちは、珠洲市災害ボランティアセンター、輪島市社会福祉協議会と緊密に連携しながら、一般ボランティアには対応が難しい現場を任され、ブロック塀の解体作業などに力を尽くした。
(10日記)