【AI音声対象記事】
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原節子さん(74歳・川野春分教会春誠布教所ようぼく・埼玉県越谷市)
2年前に布教所長を務めていた夫が出直しました。この大節に心を倒し、30年来続けてきたにをいがけに出られずにいました。そんななか、今年1月、今度は布教所につながる信者さんが出直す節を見せられたのです。「どうして、あんなに良い人が……」と胸が詰まる思いでした。
しかし、これらの節を通じて、親神様は私に成人を促されていると思い直し、新たな一歩を踏み出そうと、先ごろ戸別訪問を再開しました。
そんなある日、以前からの通い先だった、ひきこもりの息子さんを抱える家庭を久しぶりに訪ねました。そのとき、長年引きこもっていた彼が、最近になって部屋の外へ出るようになったことを知ったのです。
理由を尋ねると、昨年11月、父親のがんが発覚し、そのころから次第に外へ出るようになったとのこと。「なんとか立ち直ってほしい」という父親の思いを汲み取り、思いきって外の世界へ踏み出した彼の勇気を思うと、私も勇み心が湧いて、前向きな気持ちになれました。
いまの目標は、この三年千日の間に彼を修養科へ導くこと。その伏せ込みの意味を込めて、今後もにをいがけ・おたすけに励み、一人でも多くの人に教えを伝えられるよう努めたいと思います。