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御存命の頃

本書は、天理教伝道史研究の第一人者であった著者の処女作であり、その後も書き継がれてきた代表作。昭和46(1971)年の改修版の一部を改め、全一冊として復刊しました。

2001年1月 発売

紙の本の価格:¥1,760(税込)
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【著者プロフィール】

高野友治 (たかの ともじ)

明治四十二年、新潟県加茂市に生まれる。昭和七年、天理外国語学校(現・天理大学)英語部卒業後、天理教道友社編集部に勤務。教祖から直接教えを受けた古老を歴訪して昔語りを聞くとともに、その郷土に語り伝えられている語り草を収集して回る。十三年、天理教校本科へ移り、天理教史を教える。二十三年、天理大学に招かれ、三十三年、教授に就任。五十三年に退官後、天理大学名誉教授となる。主な著書に『御存命の頃』『天理教傳道史』(全十巻)『高野友治著作集』(全七巻)『先人素描』など多数。平成十五年、九十三歳で出直し。

  • 序文
  • まえがき
  • 立教以前
    • 一、御誕生のころ
      • 1 日本および世界の情勢
      • 2 大和の支配体制
      • 3 天理市の状況
    • 二、三昧田
    • 三、旧大和
    • 四、大和の風色
    • 五、念仏
    • 六、寺子屋
    • 七、入嫁
    • 八、庄屋敷村
    • 九、彗星
    • 十、足達照之丞
    • 十一、おかげ詣り
    • 十二、天保の飢饉
    • 十三、よなおりの世相
  • 幕末のころ
    • 一、山伏市兵衞
    • 二、そのころの秀司先生
    • 三、「寧府記事」に現れた大和
    • 四、針子
    • 五、こかん様の大阪布教
    • 六、天日染め
    • 七、崩壊の世相
    • 八、天誅騒ぎ
    • 九、歌うたう教祖
    • 十、初めの信者
    • 十一、元治元年のころ
    • 十二、守屋筑前
    • 十三、小泉の不動院
    • 十四、慶応三年
    • 十五、維新へ
  • 明治の初めごろ
    • 一、明治初年の社会
    • 二、そのころの信者(その一)
      • 1 飯降伊蔵
      • 2 種屋
      • 3 竜田
      • 4 松村さく
      • 5 山本利三郎
    • 三、大和の変貌
      • 1 行政
      • 2 名前の変わり
      • 3 文明開化
    • 四、そのころの教祖
    • 五、宗教界の動き
      • 1 新政府の施政方針と宗教政策
      • 2 廃仏毀釈
      • 3 キリスト教の迫害と解禁
      • 4 天理市内の状況
      • 5 教部省の活動とその挫折
      • 6 奈良中教院
      • 7 神道事務局の設置、神社と教会の分離
      • 8 講社の発展と新宗教の発生
    • 六、そのころの信者(その二)
      • 1 増井りん
      • 2 森清次郎
      • 3 三軒家
      • 4 泉田藤吉(入信前)
      • 5 古市村(河内)
      • 6 森田清蔵
    • 七、西郷騒動
    • 八、講社結成のころ
      • 1 むし風呂
      • 2 京都の道(明誠社)
      • 3 天恵講
      • 4 北前船
      • 5 当時の講社
      • 6 天輪王講社
    • 九、道は伸びる
      • 1 自由民権の世の中
      • 2 大阪
        • A 本田
        • B 薩摩堀
        • C 長堀川
        • D 堺筋
        • E 天満
        • F そのころの雰囲気
      • 3 兵庫
      • 4 京都(斯道会)
      • 5 新潟
      • 6 遠州
      • 7 東京
      • 8 笠岡
      • 9 播州・但馬
      • 10 熊本
    • 十、親里おぢば
      • 1 おぢば帰り風景
      • 2 参籠の思い出
        • A 金魚のおかず
        • B おぢばへとどく縄
        • C 夜のお屋敷
      • 3 参加者の印象
        • A 朝起き十両(村田忠三郎氏談)
        • B かぐら面(大竹芳松氏談)
        • C 教祖の配分(宗我元吉氏談)
        • D 柿の味
        • E みりんの盃
      • 4 警察の話
        • A 蚊を払われた話
        • B 丹波市警察
        • C 櫟本の警察
        • D さらしもののごとく
        • E 奈良の警察
      • 5 土地の人の話
        • A ゆすりに来た男
        • B 医師土屋の出国
        • C 小学校
    • 十一、公認の運動
      • 1 梅谷四郎兵衛の苦心
        • A 柴田某を頼む
        • B 和光寺の件
        • C 天輪王社
      • 2 鴻田忠三郎の建言書
      • 3 大日本天輪教会問題
      • 4 天理教会設立事務所
      • 5 神道本局員の視察
      • 6 東京出願
    • 十二、正月二十六日の思い出
      • 1 斯道会
      • 2 阿波真心組
  • あとがき

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