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既報の通り、「令和6年能登半島地震」の発生を受け、災害救援ひのきしん隊(=災救隊、橋本武長本部長)石川教区隊(忠谷眞一郎隊長)が出動。1月5日から15日にかけて延べ185人の隊員が、石川県七尾市内へ救援物資を届けたほか、災救隊本部から借用した給水車2台を使って、断水が続く地域の住民に飲料水を提供した。
この後、石川県内の避難所の要請を受け、災救隊本部隊の第1次隊が1月16日から18日にかけて、第2次隊が19日から21日にかけて輪島市と珠洲市の避難所へそれぞれ出動。輪島市では福井教区隊と共に避難所運営のサポートを、珠洲市では本部隊に先駆けて14日から出動した新潟教区隊と共に、避難者約200人の食事調理を行った。
期間中、本部隊と各教区隊の隊員延べ216人が実動した。
本部隊第3次隊が赴く
石川県内では、地震発生から現在まで、被害の全容把握や懸命な復旧作業が進められるなか、能登地方では深刻な被害状況が明らかになってきている。
19日には県から孤立集落の実質的解消が発表されたものの、現在も1万5千人を超える人々が避難所生活を余儀なくされており、水道などのインフラ復旧にはいまだ見通しが立っていない。
こうしたなか、天理教災害対策委員会(仲野芳行委員長)は、22日から24日にかけて本部隊第3次隊を被災地へ派遣。第3次隊からは、珠洲市在住のようぼく経営者の協力を得て、和洋菓子店「メルヘン日進堂」に新たな活動拠点を設けることになった。
21日午後、メルヘン日進堂に本部隊と長野、富山の両教区隊が集合し、第3次隊の結隊式を行った。
翌22日、本部隊と長野、富山の両教区隊が珠洲市内の2カ所の避難所へ出動し、第2次隊に引き続き、避難者の食事調理などに従事。また、本部隊と福井教区隊が輪島市の避難所へ赴き、引き続き避難所の運営をサポートした。
さらに、石川教区隊の第4次隊が17日から19日にかけて、第5次隊が21日から23日にかけて七尾市へ出動。救援物資を届けたほか、給水支援に力を尽くした。
(24日記)