神と人間との間高野友治著作集 第三巻
1980年2月 発売
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【著者プロフィール】
高野友治 (たかの ともじ)
明治四十二年、新潟県加茂市に生まれる。昭和七年、天理外国語学校(現・天理大学)英語部卒業後、天理教道友社編集部に勤務。教祖から直接教えを受けた古老を歴訪して昔語りを聞くとともに、その郷土に語り伝えられている語り草を収集して回る。十三年、天理教校本科へ移り、天理教史を教える。二十三年、天理大学に招かれ、三十三年、教授に就任。五十三年に退官後、天理大学名誉教授となる。主な著書に『御存命の頃』『天理教伝道史』(全十巻)『高野友治著作集』(全七巻)『先人素描』など多数。平成十五年、九十三歳で出直し。
- 神と人間との間―私の神話として―
- 序(一) 人間斉しく望むもの
- 序(二) 私の知について
- 一 人間が創られるまで
- 二 人間創造の原点
- 三 人間創造の神意
- 四 人間はなぜ造らねばならなかったか
- 五 月日両人だけでは何の楽しみもなく
- 六 人間とは何か
- 七 心の自由と善悪について
- 八 よふきゆさんの世界
- 九 神と人間との間
- 一〇 だめの一点
- 百十五歳寿命の人間像―天理教的人間探求―
- 天理教と浄土宗
- 一 はじめに
- 二 私と仏教
- 三 天理教教祖と浄土宗
- 横の幸福
- 一 世界の人類の幸福
- 二 学問の世界
- 三 信仰の世界
- 四 戦争と宗教
- 逆
- 一 〝地獄〟ということばがない
- 二 以前はみな仏教徒
- 三 逆説の効果
- おさしづ読中感
- 天理文学への憧れ
- 講社の研究
- 天理教と他宗との接触
- 一 宗教の分布状況
- 二 天理教と真宗との接触
- 三 まとめ
- 豊饒の国の論理―そこには貧困を切り抜けた開拓精神があった―
- 一 アメリカの豊かさとは何か
- 二 人間の生き甲斐を追及する国
- 三 フロンティアの精神
- 四 一分のスキもない合理主義
- 五 作りかえられた自然
- 天理教の女性観
- 成人一路―天理大学成人会発行『成人』誌寄稿集―
- 成人一路
- 生きること
- 私の来た道
- 天命
- 後に続け―諸井慶徳先生追悼―
- 教史研究の課題
- うたた凄然
- 希望の変遷
- 親神は努力を要求される
- 親神の理想に邁進―八十年祭と私特集―
- 重い理をいただけ―卒業生を送る―
- 人間の目標
- 未来は若者のもの
- 世界皆兄弟の日々
- 二代真柱の功績―二代真柱様を偲んで―
- 世の中は変る
- 定年の辞
- 信仰随想
- 祭
- エゴのない利
- 歴史の目
- 日本の美・生の美
- 生きる目標
- 旗持ち
- 自然の中に生きたい
- 牛頭天王
- 山をおがむ
- 若者の世界
- 盆踊り
- 易(かえる)
- 庶民のねがい
- 世界は一つ
- 生きものの共存
- 石仏のことば
- 相反共存
- 偶感
- 与える立場
- 逆
- 未来
- 感じ
- 天に詫びる
- 生きている信仰
- 遍路
- 信仰の世界
- 歩く
- 超越的視野
- 山
- 陰
- お詫びする心
- 当り前はなきもの
- 教理史読本
- 立教〔辻忠作〕
- 口供〔仲田儀三郎〕
- 正月二十六日〔梅谷四郎兵衛〕
- かしものかりもの〔加見兵四郎〕
- 亜米利加(アメリカ)布教御願〔玉置仙太郎〕
- 御存命の頃の御咄〔葭内いと〕
- 効能の理〔諸井政一〕
- 雨乞い〔一条源次郎〕
- 宗教談―一名天理教の研究―〔中西牛郎〕
- 北京街頭に祈る〔佐藤軍紀〕
- あとがき
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本書は、天理教伝道史研究の第一人者であった著者の処女作であり、その後も書き継がれてきた代表作。昭和46(1971)年の改修版の一部を改め、全一冊として復刊しました。