子供たちの心を見つめながら
「いつもどようびには あめをふらさずにおくことくらい どうしてできないの?」「うちのおとうさんは とてもあたまがいいんです あなたのおてつだいが できるかもしれません」
これらの言葉は『かみさまへのてがみ』(谷川俊太郎訳)という本に収録されている、アメリカの子供たちが書いたものです。ページをめくりながら、自然と顔がほころびます。
私は里親や少年院の教誨師として、大勢の子供たち、青少年たちと出会ってきました。一人ひとり生まれ育った環境が違い、表れる感情や行動もみんな異なります。想定外の出来事に頭を抱えることもありますが、子供たちの背景を見つめながら、どんなことも真っすぐに受けとめ、温かくありたいと心掛けています。優しく穏やかな環境でこそ、心を育めると思うからです。
時折、わが家を巣立った里子たちが「ただいま」と言って帰ってきます。あの日があればこそと、日々の子育ての尊さを感じます。
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