第2回「環境問題」– 教えを支えにいまを生きる
2026・7/8号を見る
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第20期 読者モニターアンケート企画
少子化、孤独・孤立、環境問題など、いまの時代におけるさまざまな“難渋”に対し、読者モニターが教えを心の支えに前を向いて歩めることの有り難さについて語るコーナー「教えを支えにいまを生きる」。第2回のテーマは「環境問題」。地球温暖化の影響で、夏の酷暑や豪雨災害など前例のない異常気象が起きているとされる昨今、神の懐住まいとお教えいただくようぼくお互いは、我さえ良くばの心を捨て、天の与えである資源に感謝し、慎みの心をもって、互いにたすけ合う生き方を目指すことが求められているのではないか。そこで、今回は「環境問題」をテーマに、「信仰があって良かった」と感じたエピソードを、読者モニターに寄せてもらった。
親里で豊かな四季を感じて
小長谷啓太さん
49歳・華越一分教会ようぼく・名古屋市
春にサクラを見るたびに、親里のシダレザクラを思い出します。華々しく咲く様子やライトアップされた幻想的な姿が印象的です。また、昨年は親里大路のイチョウ並木の黄葉を楽しむイベント「ほこてんり」に参加しました。にぎやかさの中にも落ち着きあるイチョウ並木を眺め、秋の深まりを感じました。私にとって、親里は豊かな四季の有り難さを実感できる場所です。
この数年、「二季」という言葉を耳にするようになりました。自然環境の変化とともに春と秋は短くなり、長い夏と冬の二季に移り変わりつつあると危惧されています。真夏の酷暑は“災害級”とまでいわれます。
「諭達第四号」の中で、「頻発する自然災害や疫病の世界的流行も、すべては私たちに心の入れ替えを促される子供可愛い親心の現れ」であり、「陽気ぐらしの生き方が今こそ求められている」と示されています。
これからも四季があることの有り難さを体で感じつつ、自分にできる陽気ぐらしの生き方を実践していきたいです。
ごみが落ちていない社会になるために
川田真紀子さん
51歳・玉島ロスアンゼルス出張所長夫人・アメリカ
「全教一斉ひのきしんデー」の時期に、同じ地区の教友と海岸や公園などで、ごみ拾いのひのきしんをしています。
毎年活動していても、会場にはいつもたくさんのごみが落ちていて、平気でごみを捨てる人が大勢いるという事実に、とても残念な気持ちになります。一方で、自分たちはお道の信仰のおかげで、ごみを捨てる側でも、捨てない側でもなく、日々元気な体をお借りしていることに感謝して、ひのきしんの心でごみを拾う側にいられることに有り難さを感じます。
ごみ拾いをしていると、「ありがとう」と声をかけてくださる人や、「何の団体なのですか?」と尋ねてくる人もいて、この姿も一つのにをいがけにつながっているのではないかと感じます。
ごみが落ちていない社会になるためには、一人ひとりが「我さえ良くば今さえ良くば」という考えを捨てることが大切です。そして、それは陽気ぐらし世界実現に向けた歩みとも重なるのではないでしょうか。
危機に気づく自然の有り難さ
堀侑美さん
39歳・東興道分教会教人・名古屋市
数年前からママ友家族が営むブドウ農園でパートとして働いていました。
そこではホルモン剤を使わない栽培方法で、自然本来のおいしさにこだわっていましたが、昨年はかつてない酷暑に見舞われて実が大きく育たず、過去最大の減収となってしまいました。
さらに、資材や燃料の高騰も追い打ちをかけ、ママ友は生活費や私たちへの賃金支払いに窮するほど苦しい状況に追い込まれました。出勤が減った私も、生活の厳しさを痛感しました。
しかし、そうした中も園主であるご主人は「過去にない危機だけれど、こういうときも必要。自然の有り難さが分かる」と語っていたそうです。
人間は思い通りにいかないと不満を抱きがちですが、本来、大自然の恵みによって生かされている存在です。信仰は持たない夫婦ですが、天の計らいに有り難さを感じ、前向きに受けとめる姿勢に深く感銘を受けました。
ゲリラ豪雨や酷暑などの心配は尽きませんが、今年はどれほどおいしいブドウが実るのか、いまから楽しみです。
ご守護の尊さを感じることから
伊藤勇さん
34歳・吉良見分教会教人・岐阜県恵那市
ここ数年、毎年のように猛暑で夏バテを繰り返し、地球温暖化による異常気象を実感せざるを得ない状況が続いていました。
そんななか、昨年6月から造園業のアルバイトを始めました。当初、屋外での労働はとてもつらかったのですが、次第に体が暑さに慣れたのか、不思議なことに昨年は一度も夏バテをすることがありませんでした。
「神のからだ」と教えられる地球の環境が、人間の心づかいの集積によって揺らぐ中でも、親神様は過酷な環境にも柔軟に適応できるたくましい体をお貸しくださっているのだと、ご守護の尊さを感じた出来事でした。
環境問題に対して私たちがまずできることは、与えられた体と自然の恵みに感謝することだと思います。まずはご守護を感じることを意識し、地球にも体にも優しい生き方をしていきたいと思います。
コラム
モニターの周囲にある「環境問題」の声
近年、酷暑や豪雨被害のニュースが頻繁に報道されている。気象庁によると、2025年の夏の平均気温は1946年の統計開始以降もっとも高くなり、全国の「猛暑日」の地点数も過去最多を記録。また、記録的な大雨により各地で土砂災害や浸水などの被害も相次いでいる。
読者モニターからも「夏がとにかく暑すぎる(40代男性)」「信者さんの中には、高齢で一人暮らしの方が少なくない。熱中症や災害への備え、日ごろからの見守りや声かけの大切さを感じる(50代男性)」というように、異常気象に対する不安が多く寄せられた。また、「町中でのクマ出没のニュースを見ると、生態系のバランスが崩れているのだと感じる(50代女性)」「釣りへ行った際に、いままで見たことのない魚が釣れて、環境の変化を感じた(70代男性)」など、動植物の生態系の変化から環境問題を感じる、との声もあった。
モニターが実践する具体的な取り組みとしては、「ごみを削減する取り組みとして、生ごみはコンポスト(生ごみ堆肥化装置)に入れて肥料にしている(80代女性)」「節水や節電、近くの買い物などは車を使わず、歩くことを心がけている(70代男性)」などの声があったほか、信仰的には「親神様が、周囲の人々とたすけ合って生きるように心の入れ替えを促されているのだと思う(60代男性)」との意見も寄せられた。
〇〇はじめました
思い出の味がつなぐ家族の時間
雨野誠子さん
50歳・豊郷分教会教人・福岡県北九州市
小さいころから家族ぐるみで通っていたうどん屋さんがあります。大人になってから、しばらく足が遠のいていましたが、数年前から年に一度、家族で訪れるようになりました。
そのお店のご主人は熱心なお道の信仰者で、父の古くからの友人です。両親の誕生日や金婚式のお祝いでは、お店で懐かしいうどんを味わいながら、家族そろっていまの喜びを分かち合っていました。
金婚式のお祝いの後、ほどなく父が入院し、管から栄養を取る生活となり、食事ができなくなってしまいました。いまとなっては、あのときみんなで食卓を囲めたことが、何よりの親孝行になったのではないかと、しみじみ感じます。
現在は母と私たち家族でそのお店を訪れ、子供たちとおいしいうどんを食べながら楽しい時間を過ごしています。思い出の味とともに、家族団欒のひと時を過ごすことを、わが家はまた始めました。
この一行をあの人に
6月3日号から17日号までの紙面の中から、読者モニターが「あの人に読んでほしい」と思ったオススメ記事を紹介する。
年輪重ねて――“生涯現役”のよろこび
“たすけの現場”に手を差し伸べて60年(6月17日号1・4・5面)
井上さんの「継続は力なり」という言葉が強く心に残った。毎日10キロのウオーキングを続け、健康管理に努めながら、いつでも人だすけの現場に駆けつけられるよう備えておられる姿は見習いたい。自らができることを精いっぱい続ける“生涯現役”の姿勢に、もっと頑張らねばとエールを頂いた。(40代男性)
自営業などは別にして、ほとんどの方は65~70歳で定年退職する。定年後、何もすることがなくなり、気力をなくしている方が、身内や近所に少なくない。そうした方々にぜひ読んでいただき、自分にできるひのきしんは何かと考えてもらうきっかけになれば。(60代男性)









