思い出が詰まった神名流し – 未来への第一歩 2
2026・7/15号を見る
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教祖130年祭へ向かう三年千日を機に始めた駅前での神名流しを、教祖140年祭の前日に終えました。毎朝7時から、はっぴを着て「天理王命」の旗を掲げ、「よろづよ八首」を唱える日々を送りました。
神名流しを始めてから1週間ほど経ったころ、父の「肺がん」が偶然見つかりました。父のたすかりも願いながら地道に続けるうちに、「寒いから気をつけてね」「よく頑張るね」と声をかけてくださる方が次第に増えていきました。また、父の治療は順調に進み、無事に退院するというご守護を見せていただきました。
ある日、一人の女性から「駅のトイレが汚れて困っている」と相談を受けました。そこで「私がやらせてもらいます」と答え、毎週末、神名流しの後にトイレ掃除を始めました。酒瓶や空き缶、家庭ごみまで捨てられていましたが、掃除を続けるうちに利用者の意識が少しずつ変わったのか、きれいに保たれるようになっていきました。
また、駅前のカフェのオーナーから「天理教さんが神様のことをするようになってから、この辺りでは自殺がなくなった気がする。天理教さんのおかげだと思う」と声をかけていただいたこともあります。その言葉は、いまでも深く心に残っています。
地元の駅前で実動していたため、患者さんや職場のスタッフに声をかけられることも少なくありませんでした。そのたびに、「私は天理教の信者で、出勤前に皆さんの幸せを願いながら、神様のお名前をお伝えしているのです」と、胸を張って伝えてきました。どんなことでもコツコツと続けていれば、必ず芽が出ると実感した経験です。
2年ほど前、実は「そろそろ神名流しを終えようか」と考えたことがありました。すると翌日から複数のスズメが近くに寄って来て、「チュンチュン」と鳴くようになったのです。まるで一緒に「よろづよ八首」を唱えるかのような姿に、不思議な感覚を味わいました。そして「これも神様のメッセージかもしれない」と悟り、毎日の実動の継続を決めました。私にできるにをいがけを続ける中で、神様をより身近に感じさせていただけるようになったと思います。
約13年間続けることができたのは、親神様のご守護はもちろん、多くの方々から頂いた温かな声かけのおかげです。神名流しは、私自身の信仰生活をより楽しく、実りあるものにしてくれる大切な時間になりました。
永吉美砂子・西北分教会教人・リハビリテーションの専門医








