道の子の笑顔を楽しみに – 「こどもおぢばがえり」直前企画 準備ひのきしんに励む育成会員の姿
2026・7/22号を見る
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立教189年「こどもおぢばがえり」は、7月27日に開幕する。親里では現在、各教区の育成会員や少年会本部のスタッフらが「しこみ・ふせこみ行事」「おたのしみ行事」会場の設営準備を進めている。また、帰参する子供たちを楽しませたいと、各信者詰所でもさまざまな工夫を凝らし、受け入れ準備を整えている。道の子の笑顔を楽しみに、親里各所で「こどもおぢばがえり」の準備ひのきしんに励む育成会員の姿を紹介する。
(「こどもおぢばがえり」直前企画取材班)
「安全第一」の会場設営を
7月初旬、東講堂南側の広場では、滋賀教区と京都教区が担当する「おたのしみ行事」の一つ「こども横丁」の会場設営が進められていた。安全確保のための柵や看板が設置され、“昔の遊び”をテーマにした会場が少しずつ形になっていく。
会場で作業の指示を出すのは、現場責任者の中西道洋さん(49歳・本部直属琵琶分教会教人・滋賀県野洲市)だ。本部営繕部との打ち合わせや図面の制作などを経て、6月初旬から教区のスタッフと共に会場設営のひのきしんを続けている。
昨年から現場責任者として指揮に当たる中西さんは、若いころ外構工事に従事し、コンクリート打ちや左官業などに携わった経験を生かして作業を進める。
「子供たちが無事に帰ってきて、安全に遊べることが何よりも大切。そのために、けがをする要因がないか入念にチェックしている。針金一本でも大きなけがにつながる可能性があるので、丁寧な仕事をしようと皆に呼びかけている」
この後も、会場でひのきしんに励む天理高校生との打ち合わせや直前の仕上げなど、開幕まで入念な準備を続けていく。
ひのきしんが人を育てる
三重教区担当の「決戦! 忍者村」は、子供たちが忍者に扮したスタッフと“水鉄砲合戦”を繰り広げる人気の「おたのしみ行事」の一つ。
会場となる東泉水プール前広場で中央櫓に木の皮やパネルを張るひのきしんに勤しむのは、濱田大喜さん(60歳・神良言分教会長・三重県名張市)。
十数年前から同教区おぢばがえり担当委員会の委員を務め、行事運営に力を尽くしてきた。委員の任期が終わった現在も、会場の設営準備と期間中のひのきしんに携わっている。
先ごろ、還暦を迎えた濱田さんは「こうして体を元気に動かし、ひのきしんをさせていただけることが本当に有り難い」と喜ぶ。
長年、会場設営のひのきしんを続ける中で、成長した子供たちが育成会員となって、今度は子供たちを楽しませようと事前準備に努める姿を何度も見てきた。
濱田さんは「『こどもおぢばがえり』のひのきしんを通じて、多くのようぼくが育っていると感じる。期間中、子供たちが笑顔いっぱいに水を掛け合う姿を見るのが、いまから楽しみ。親神様も、きっと喜んでくださるだろう」と語った。
喜ぶ姿を思い浮かべて
静岡教区担当の「ピッキーステージ」では、保育士育成白梅寮の寮生たちがステージショーに出演する。現在、寮生たちはピッキーやほんわか村の仲間たちと演じるショーの完成に向けて練習に励んでいる。
平日午後6時、仲間とオープニングダンスを練習するのは、2年生の勝部真与さん(19歳・本赤城分教会ようぼく・天理市=写真左下)。子供たちの喜ぶ姿を思い浮かべながら、丁寧に動きを確認していく。
子供のころに「こどもおぢばがえり」の会場で白梅寮生のステージを見て、「私もいつかあの場所に立ちたい」と憧れを抱いたという勝部さん。昨年、その夢を叶え、「ピッキーステージ」に初出演。「子供たちが喜ぶ姿に、私自身もうれしい気持ちでいっぱいになった」と振り返る。
2年目の“本番”では、ステージのオープニングを飾るダンサーとして、「自身がまず楽しむこと」を大切にしているという。
「昨年、受け入れる側を初めて経験し、多くの方々の真実で『こどもおぢばがえり』が成り立っていることを実感した。私もその一員として誇りを持って精いっぱい頑張りたい」
“憧れの連鎖”を生む場所に
兵神詰所では「こどもおぢばがえり」期間中、詰所敷地内の駐車場でお化け屋敷、室内で「兵神お帰り広場」と銘打ったゲームコーナーや模擬店を毎年催し、子供たちを楽しませている。
スタッフを担当するのは、兵神大教会学生担当委員会の委員と学生会のメンバーだ。同委員会委員長の藤村國平さん(31歳・三木分教会長後継者・兵庫県三木市)は、スタッフたちと共にお化け屋敷やゲームコーナーの仕掛けづくりに取り組む。
大学生のころから、準備に携わってきたという藤村さん。自ら図面を引き、ベニヤ板を張り、通路や仕掛けを作っていく。子供が触れる場所は丁寧にやすりを掛けるなど、「安全第一」を心がける。
詰所での行事は、少年会員が楽しむことはもとより、スタッフを務める学生会の会員たちが、子供への接し方を学ぶ“育成の場”にもなっているという。
「この詰所行事を、将来、少年会員が学生会などお道の活動に自然とつながっていくための、“憧れの連鎖”を生み出す場所にできたらと考えている。ひと夏の経験が宝物になるよう、人と人とのつながりを感じる温かな時間を過ごしてもらいたい」
歴史学び仲間と心そろえ
6月13、14の両日、岡山教区学生会は「こどもおぢばがえり学生ひのきしん隊事前研修」を実施。研修では、同教区学生会委員長の平野晃弘さん(20歳・西大寺分教会ようぼく・天理市)が学生会の仲間たちに「こどもおぢばがえり」の歴史を熱心に伝えた。
2年前、「こどもおぢばがえり」の学生ひのきしん隊に参加したことを機に、教区学生会の活動に参加するようになった平野さん。今年4月、委員長に就任した後、「私を含む学生たちは、『こどもおぢばがえり』が始まった経緯などを知らない。夏のひのきしんに向けて学べたら」と、事前研修として、その歴史を学ぶことを提案した。
当日、平野さんは歴代真柱様のお言葉がまとめられた資料などを参考にしながら「こどもおぢばがえり」の歴史を解説。参加者からは「学生ひのきしん隊に向けて、より頑張りたいと思った」との声が寄せられたという。
平野さんは「期間中、一人でも多くの仲間と一緒に、『喜ばさずには一人もかえされん』とのお言葉を胸に、関わる子供たち全員を笑顔にできるよう頑張りたい」と話している。












