【AI音声対象記事】
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Q. 小学4年生の息子の友達は、わが家に遊びに来ると、「おやつ無いの?」「俺はまだ帰らなくていいんだ」などと、いつも傍若無人な態度を取ります。息子との仲に影響するかもしれないと思うと、叱ることもできず、対応に苦慮しています。(30代女性)
A. 息子さんの友達の言動にお困りなのですね。叱って関係が悪くなることや、息子さんが影響を受けることも心配ですね。
友達の家庭に何か事情があるのかもしれませんが、一般に「ギャングエイジ」(ギャングは「仲間」の意味)といわれる時期に入ったとも考えられます。
それは、自立に向かって、親や先生に対して反抗的な言動をするようになる一方、仲間と行動することで社会性を学んでいく大切な成長過程だといわれます。そのように見ることもできると思います。
あなたが叱るのを我慢しているように、日常的には口出しするのを控えて冷静に見守りつつ、危険なことや見過ごせないことには迷わず介入し、叱ることも必要です。そのときは感情的にならず、理由を説明して、正しいことを教えることが重要だと思います。
彼らにはぜひ、この夏の「こどもおぢばがえり」に参加させてください。仲間と行動する中で、自分にできる役割や責任を果たし、仲良くたすけ合うことを通して相手を思いやり、ルールを守ることの大切さなど、さまざまなことに気づくことができると思います。教えにふれるとともに、お互いの姿から学ぶことも多いと思います。
そして、善い行いができたときは、すかさず褒めることも大切ですね。
回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師)