白と紫の空 – 表紙写真
和歌山県有田川町の吉田農園にある紀州吉田藤。白と紫の藤の開花が重なり合い、見上げると2色の空になった。 by 藤浪秀明
和歌山県有田川町の吉田農園にある紀州吉田藤。白と紫の藤の開花が重なり合い、見上げると2色の空になった。 by 藤浪秀明
脳機能の専門医として、長年にわたり身体障害や高次脳機能障害、発達障害がある人の診療・リハビリテーションを行ってきた。平成28年に「福岡県障がい者リハビリテーションセンター」のセンター長に就いて以降、利・・・
人の子を預かって育ててやる程の大きなたすけはない。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』八六「大きなたすけ」 これは、乳が出なくて困っている人から、赤ん坊の世話を頼まれた婦人へのお言葉です。人の子も自分の子供と・・・
被災した奥能登の地で復興への祈りを込めて JRA(日本中央競馬会)で数々の名馬を育て上げ、“競馬界のレジェンド”と称された元調教師の角居勝彦さん。2021年に勇退し、現在は奥能登の輪島市で、祖母が開い・・・
色とりどりの花が咲き乱れる季節です。花屋の一番人気の色はピンクだとか。しかし、野生の花は9割近くが白か黄色か青で、可愛いピンクの花は、ほとんどが人工交配されたもの。花粉を運ぶ虫に赤は見えません。 人間・・・
大和川の支流の一つ、佐保川。春の夕暮れ、水面に覆いかぶさるような満開の桜並木が映り込み、美しい水鏡となった。 by 藤浪秀明
「天理教点字文庫」は、点字・録音図書の製作、貸し出しなどを行う視覚障害者のための図書館で、天理教教会本部が運営している。 現在、点字図書が約1万8千冊、録音図書が約1万1千巻、デイジー図書(国際規格の・・・
小さいのを楽しんでくれ。末で大きい芽が吹くで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一四二「狭いのが楽しみ」 そびえ立つ大木も、目立たない幼木の時代を過ごしています。すぐに大きな成果を求めるのでなく、小さな努力・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 桜の開花とともに新しい暮らしが始まる4月。望み通りに道を歩み始めた人も、予定外の道に戸惑い、悩んでいる人もいるでしょう。 恩師・・・
「春はあけぼの」。平安時代の女流作家・清少納言は、春の最も趣深い刻として夜明けを挙げました。新しい一日に、どんなことが起こるか、どんな人と出会うか。そういうときめきは、まさしく新しいものが芽吹く春とよ・・・
天理教教会本部の東側に植えられたアタミザクラ。早い時期に開花する品種で、光を浴びた姿は早春を感じさせてくれる。 by 藤浪秀明
天理は知る人ぞ知る「桜の名所」。親里と呼びならわされる、天理教教会本部を中心とする一帯には、13品種約2万本の桜があり、そのほとんどが全国各地の信者の方々のお供えによるもの。3月初旬から初夏近くまで花・・・
言葉一つが肝心。吐く息引く息一つの加減で内々治まる。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三七「言葉一つ」 その時々に相応しい言葉を出すのは、本当に難しいものです。言葉は人を力づけることもできますが、時には人・・・
川村優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 仰ぎ見る古梅 奈良南部の文化財に、梅の庭があります。山麓の春は遅く、梅が咲き始めるころは、まだ凍てつくような寒い日が続いています。 庭にひときわ美しいの・・・
暖冬のせいか、今年は例年に比べて桜の蕾が早く膨らんでいる気がします。もうすぐ列島に線を描くように、一斉に北に向かって咲き進みます。 日中も咲いているのに、わざわざ夜にも観賞する花といえば、桜くらいしか・・・
東海地区最大級の規模で梅が咲き乱れる三重県いなべ市農業公園(梅林公園)。見晴台から見下ろすと絶景だった。 by 藤浪秀明
手話通訳者として、愛媛県庁の会見や県内のテレビ番組などで活躍する傍ら、自ら手話サークル「伊予ハンズ」を立ち上げ、勉強会を開くなど地道な活動を続けている。 20歳のとき、アルバイト先の喫茶店で出会った聴・・・
商売人はなあ、高う買うて、安う売るのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一六五「高う買うて」 一見、理屈に合わないようですが、仕入れ先から高く買い、顧客には安く売って、どちらにも喜んでもらい、人に喜んで・・・
藤本加寿子(元天理高校教諭)1959年生まれ 「音訳しています」 退職して5年。久しぶりに会った方から「どのように過ごしているのですか?」と尋ねられるので、「音訳しています」と答えている。 文字で書か・・・
筆者の住む温暖な地方でも、一年で最も寒い時季を迎えています。しかし、ふと庭先の梅に目をやると、もう花芽が膨らんでいました。体感する温度はさほど変わらないように思えますが、梅は確かに暖かさを感じているよ・・・