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草の中の聖たち庶民信仰者列伝 高野友治著作集 第四巻

天理教には数多くの無名聖(ひじり)がいる。神を見つめ、人だすけに専念し、名もなく消えていった人たち――。信仰の中に喜びをかみしめながら生きた尊き人々の影を追う、感動の短編伝記小説集。

1980年7月 発売

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【著者プロフィール】

高野友治 (たかの ともじ)

明治四十二年、新潟県加茂市に生まれる。昭和七年、天理外国語学校(現・天理大学)英語部卒業後、天理教道友社編集部に勤務。教祖から直接教えを受けた古老を歴訪して昔語りを聞くとともに、その郷土に語り伝えられている語り草を収集して回る。十三年、天理教校本科へ移り、天理教史を教える。二十三年、天理大学に招かれ、三十三年、教授に就任。五十三年に退官後、天理大学名誉教授となる。主な著書に『御存命の頃』『天理教伝道史』(全十巻)『高野友治著作集』(全七巻)『先人素描』など多数。平成十五年、九十三歳で出直し。

  • Ⅰ 日置川の流れ
    • 日置川の流れ
    • 青左懺悔
    • 花咲く小笹
    • 海鳴り
    • 案山子のある山河
  • Ⅱ 山の匂い
    • 山の匂い
    • 標石(しるべいし)
    • 二十六夜祭
    • 一すじの糸
    • 名鐘余韻
    • 蘆花とおかず媼さん
  • Ⅲ 風のこころ
    • 旅で聞いた話
      • 母の命
      • 札幌のA子さん
      • むかしの信仰者の姿
      • 開拓のさきがけ
      • 偉大な遺産
      • イタコの話
      • 嫁入りの仕度の話
      • 金の話
      • 山国で聞いた話
      • フクロウ(梟)
      • 伊豫の島々
      • 因ノ島で聞いた話
      • 奥野さんの話
      • 昔の恋人
      • こぼち大工
      • 母を慕う
      • 母の信心のおかげ
      • 人吉の人たすけ婆さん
      • 私の会った九州の女たち
      • 恐山のイタコ
      • 姉と妹
      • 国東(くにさき)
      • ミイ様と金
      • 教祖をしのぶ
      • 「手柄さすで」
      • 金平糖事件後日譚
      • 天塩の海
      • 人を拝む
      • うわさ話
    • 生きる・素描
      • 善い星はどこから来たのか
      • 死んだらいかん
      • 低い心
      • 五代の思い
      • 人生裏表
      • 石原政治
      • 二人の秀才
      • 政枝の縁談
      • 自信
      • 借りの返し
      • きりなし普請の大工
      • 二人の有名人
      • 魂の軌道
      • 成人の交わり
      • 敵か味方か
      • 意外な質問
      • 天理人への憧れ
      • 思いの糸
      • 加藤ひさ女史
      • 囲いの中
      • 壁の中にも道はあった
      • 商売のかたなら、高う買うて安う売ってやってや
      • 先人の諭し
    • 風のこころ(加見兵四郎伝)
  • あとがき

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