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天理教小史神の思いの実現をめざして 高野友治著作集 第五巻

天理教のはじまりを人間の創造時にもとめ、有史以来の人類の歩みを大局的に見据えて、親神の陽気ぐらし世界実現の思いが、人間の諸活動の中でどう果たされてきたかを例証し、その前提のもとで教祖出現以後の天理教の動きを観る。世界史的視点からとらえた天理教史の新しい試み。

1980年9月 発売

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【著者プロフィール】

高野友治 (たかの ともじ)

明治四十二年、新潟県加茂市に生まれる。昭和七年、天理外国語学校(現・天理大学)英語部卒業後、天理教道友社編集部に勤務。教祖から直接教えを受けた古老を歴訪して昔語りを聞くとともに、その郷土に語り伝えられている語り草を収集して回る。十三年、天理教校本科へ移り、天理教史を教える。二十三年、天理大学に招かれ、三十三年、教授に就任。五十三年に退官後、天理大学名誉教授となる。主な著書に『御存命の頃』『天理教伝道史』(全十巻)『高野友治著作集』(全七巻)『先人素描』など多数。平成十五年、九十三歳で出直し。

  • Ⅰ 天理小史
    • 一 天の理の軌道
      • 天理教史の出発点
      • 神の目ざすもの
      • 宇宙論的に見て
      • 人間の歴史にまなぶ
      • 神と人間との軌跡
      • お言葉を読みなおす
      • 神の論理と人間の論理
    • 二 「元の理」による人間創造の話
      • 「元の理」の所在とその意味
      • 学問的見方と信仰的見方
      • 「元の理」の奥にあるもの
      • 神のはたらき
      • 関連教理
      • よふきゆさんのイメージ
      • みな関わり合っている世界
    • 三 古代人の生きた世界
      • 人間と神との出会い
      • 動物をシンボルマークとして
      • 大きい恵みの中で
      • 水との関わり
      • 星の中の別世界
      • 生死の壁のない世界
    • 四 日本人はどこから来たか
      • 稲作を日本へもってきた人たち
      • 稲作以前の日本
      • 古代の大和
    • 五 人間独自の世界づくり
      • 人間は他の動物とどう違うか
      • 天までとどけ
      • 世界は一つへの志向
      • よりよい世界を作りたい
    • 六 太平洋時代がきた
  • Ⅱ 神が現われて
    • 一 神の計画
    • 二 模様替え
    • 三 人間ひとり立ち
  • Ⅲ 目標に向かう実践
    • 一 伝道エネルギーの源泉
      • いつも笑われ譏られて
      • 大地を這う
    • 二 真柱をめどとして
    • 三 教会長という指導者
      • 真明組と斯道会
      • 大きい心になれ
    • 四 よふきゆさんの世界づくりの一端
      • 道路工事
      • 開墾工事
    • 五 世界の兄弟を知ろう
    • 六 世界がぢばに集まる日
  • あとがき

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