麻と絹と木綿の話 – 生きる言葉 天理教教祖の教え
木綿のような心の人を、神様は、お望みになっているのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』二六「麻と絹と木綿の話」 麻には麻の、絹には絹の良さがある。なかでも木綿は、ありきたりのものだが、「これ程重宝で、使・・・
木綿のような心の人を、神様は、お望みになっているのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』二六「麻と絹と木綿の話」 麻には麻の、絹には絹の良さがある。なかでも木綿は、ありきたりのものだが、「これ程重宝で、使・・・
子供たちの成長を見守り 今から21年前、長男の初節句を前に、実家から鯉のぼりが届いた。金箔の施されたキラキラ輝く鯉のぼり。しかも、とてつもなく大きい。 「鯉のぼりなんて買ったことなかったから、選ぶの楽・・・
汗ばむ陽気に誘われ、猫の額ほどの畑を打ち、夏野菜の苗を植え付けました。農家から見れば“ままごと”ですが、それでも収穫の喜びは格別です。 腰を下ろし、汗を拭いながら「命」の尊さについて想います。野菜の命・・・
よく冷えた早朝、奈良県宇陀市の室生湖を訪れた。湖面に霧が発生し、水中木と山藤を幻想的に見せてくれた。 by 藤浪秀明
天理教教会本部にあるアタミザクラの並木道。早咲きで知られる桜に光が差し込み、鳥たちが舞い降り、春の訪れを感じた。 by 藤浪秀明
地域の人々と連携しふれあいの場として いま全国で「こども食堂」が増えており、その数は7千を超える。急増する背景には、深刻化する“子供の貧困”問題などがある。また、地域交流や子供たちを見守る場としての役・・・
働くというのは、はたはたの者を楽にするから、はたらく(註、側楽・ハタラク)と言うのや。 「稿本天理教教祖伝逸話篇」一九七「働く手は」 人間は働くためにこの世に生まれてきたのや、とも教えられる。なにも生・・・
2カ月間の入院生活 学生時代、トライアスロンをしていた私は、体力には人一倍、自信がありました。結婚後は仕事と子育てに追われ、体をいたわる時間もありませんでしたが、それでも「健康に気を使うようでは負け」・・・
一列に並んだ小学生の、にぎやかな声が往来を通り過ぎます。黄色い帽子は新一年生でしょう。自分の背中より大きいランドセルを背負い、おぼつかない足元を見ながら、少し頬を膨らませて一生懸命歩いています。小さな・・・
天理市竹之内町の「山の辺の道」沿いでは、菜の花が満開に。黄色のじゅうたんを夕日が鮮やかに照らす瞬間。 by 藤浪秀明
兵庫県加古川市と高砂市の境に位置する高御位山に毎日登り、長年にわたって山道の点検・整備を続けている。昨年、日本観光振興協会関西支部から感謝状を送られた。 幼いころは体が弱く寝込みがちだった。高校からマ・・・
携帯電話を持たずに散歩へ 昨年夏のこと。高齢の母が脚のけがで入院することになりました。新型コロナ感染症対策のため、まだ一切の面会が禁じられているころです。 隔離された病室が遠い世界のように感じられます・・・
梅と桜は日本の春に彩りを添える代表的な花ですが、その特徴は対照的です。 梅は、いまだ寒さが残る晩冬、ポツリポツリと咲き始めます。「探梅」とは、“花の魁”ともいわれる早咲き梅の香りを求めて野山を歩くこと・・・
明治7年創業、高知の老舗旅館「城西館」の若女将。12年前にNHK高知放送局を退いて結婚、若女将として勤めることになったが、接客の経験も自信もなく、周囲の期待や心配の声を耳にするたびにプレッシャーが募っ・・・
あの日、あこがれの先輩が 私の枕元に小さなポーチが置いてある。花柄の布地を何枚か縫い合わせたそのポーチは、大好きだった先輩のお母さんから頂いたものだ。 28年前の1月17日の夜だった。大学の同級生から・・・
ふと庭を見れば、北風のなか耐え忍ぶように咲く寒椿の赤い花が、ひときわ目を引きます。容赦なく吹きつける木枯らしや吹雪。陽が当たっても、弱い斜めの日差しでしかありません。 「よりにもよって、こんな時季を選・・・
三重県鈴鹿市の「鈴鹿の森庭園」。まだ肌寒い早朝であったが、しだれ梅から顔をのぞかせた朝日に春の訪れを感じた。 by 藤浪秀明
JRA(日本中央競馬会)調教師として数多くの優秀な競走馬を育て上げ、一昨年勇退。以前から取り組んでいた、引退した競走馬に新たな“居場所”を与える活動に尽力している。 石川県内の天理教を信仰する家庭に育・・・
「全然いきいきしてないのに……」 エッセイの連載依頼があったと伝えたとき、高校生の次女がつぶやいた言葉です。“ダメ出し”されたのは残念でしたが、いつの間にか、親を一人の大人として対等に見られるようにな・・・
冬。筆者の住む地方の山あいは、見渡す限り黄色いミカンで覆われます。これ全部、誰が食べるのだろうと、たわいもない想像をしてしまいますが、食卓やリビングで大切な人との語らいに彩りを添えるのでしょう。 本当・・・